実際に針を落とし、1曲目「Tell Me That I'm Wrong」が流れ出したときの衝撃はかなりなものでした。
「これって普通にラジオで流れてたら絶対B,S&Tだとわかんないよな~」
「でも、なかなかいいじゃん」
ってな感じ。しかも1曲目のテンションが2曲目、3曲目までそのまま持続し、なかなか気持ちいい……てなわけで、ずいぶん繰り返し聴き入ったものでありました。(太字は個人的「おすすめ曲」ってことで……)
1.Tell Me That I'm Wrong [F]
2.Look Up to the Sky [F][L]
3.Love Looks Good on You (You're Candy Sweet) [L]
4.Hold on to Me [F]
5.Thinking of You [L]
6.Are You Satisfied [F][L]
7.Movement I-Maglomania
8.Movement II-Mirror Image
9.Movement III-South Mountain Shuffle
10.Movement IV-Rock Reprise [F][L]
11.She's Coming Home [G]
Jerry Fisher: Vocals (lead vocals on [F])
Jerry LaCroix: Vocals, Tenor Sax (lead vocals on [L])
Bobby Colomby: Drums, Percussion
Dave Bargeron: Trombone, Tuba
Larry Willis: Piano, Electric Piano, Synthesizer, Organ
Geroge Wadenius: Guitar, Vocals (Lead vocal on [G])
Tony Klatka: Trumpet, Piccolo Trumpet, Fleugelhorn
Bill Tillman: Alto, Tenor, Bariton Sax, flute
Ron McClure: Fender Bass, Acoustic Bass
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guest:
Arnold Lawrence: Alto Sax on #11, Soprano Sax on #5
このアルバム当時のメンバーには、ずっと不評だった3代目リード・ボーカリスト=ジェリー・フィッシャーが引き続き在籍している一方で、新たに「歌も歌えるテナーサックスプレイヤー」であるジェリー・ラクロアが加わり、ツインボーカル編成となって厚みや表現の幅が増しているのもグループの歴史の中では異色。
残念ながら新加入のジェリー・ラクロアは少々問題児で、B,S&Tの海外ツアーをすっぽかして自分のソロ活動に走ったみたいな話が当時の音楽雑誌に載ってた記憶があり、長居しなかったようですし、次のアルバム(New City)ではジェリー・フィッシャーもやめてD.C.トーマスが復帰し、「最盛期のB,S&Tスタイル」に軸足が戻ってしまいます。
誰が歌うかにかかわらず、むしろこのMIRROR IMAGEの延長線上で「完全な新境地」をめざしたほうがグループとしては(セールスはともあれ)充実した活動ができたんじゃないかなあ、みたいなことも思ったりします。ま、覆水盆にかえらずな話ですが、とにかくそれくらい「史上最も脱B,S&T路線のB,S&T」ってことで……。
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